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コロナ融資の後始末、返済に関して

コロナ融資の現状とは

コロナ融資

(画像:帝国データバンクサイトより)

帝国データバンクでは、新型コロナウイルス感染拡大で業績が悪化した企業を支援するための公的制度として設けられた政府系金融機関と民間金融機関による融資制度について、企業の現状を調査した結果をウェブ上で公表しました。

【出典】

帝国データバンク「新型コロナ関連融資に関する企業の意識調査」

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p220308.html

返済状況について「返済が遅れる恐れがある」などと返済に不安を覚える企業が1割近くに上ることが明らかになっています。コロナ関連の融資としては特に、民間金融機関で、実質無利子・無担保・据置最大5年・保証料減免などとともに迅速な融資実行が進められた経緯があります。

帝国データバンクは2月14日から28日に調査。1万1562社から回答を得ました。調査によると、コロナ関連融資を「借りた・借りている」という回答は52.6%で半数を超える数字でした。

借りた資金の使い道は給与・賞与や福利厚生などを含む「人件費」が50.1%で最多。次いで「原材料や商品の仕入れなど」が43.4%に上り、「設備の修繕・更新など」が25.3%で続きました。

今後の動向

今後の返済見通しについて、企業の81.3%が「融資条件通り、全額返済できる」と回答。一方で「返済が遅れる恐れがある」(3.1%)、「金利減免や返済額の減額猶予など条件緩和を受けないと返済は難しい」(3.5%)、「返済のめどが立たず、事業を継続できなくなる恐れがある(0.7%)などの声もありました。返済に不安のある割合は9%となっています。

返済の不安を挙げた企業を業種別にみると「旅館・ホテル」が51.5%で最も多く「飲食店」が28.6%で続きました。この2業種で7割超を占める状況です。

この2業種は、新型コロナウイルスの影響が大きく出た業種であると誰もが思い浮かぶものでしょう。

帝国データバンクは1割近い企業が返済に不安を覚えている点について、「決しておろそかにできない割合ととらえる必要がある」としています。

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